大崎八幡宮/三居沢発電所

2020/01/08

ぶらり散策日和

大崎八幡宮〜歴史を見つめてきた鎮守の杜。仙台市民が心を寄せる“八幡さま”。

写真提供:(公財)仙台観光国際協会

ご由来をたどれば、平安の昔、坂上田村麻呂によって創祀されたという鎮守府八幡宮。室町時代には奥州を支配した大崎氏が守護神として篤く崇敬したため「大崎八幡宮」と呼ばれるようになったといいます。

大崎氏に代わり奥州の覇者となった伊達政宗は、仙台城の乾(いぬい:北西)の方角にあたる現在の地に御神体を祀りました。慶長9(1604)年から4年の歳月をかけて造営された社殿は、当代随一の工匠の手によるもので、豪壮にして華麗な威容は、桃山建築の傑作です。社殿(本殿・石の間・拝殿)は、昭和27(1952)年、国宝建造物に指定されています。

平成16(2004)年秋には、約5年にわたる社殿の保存修理工事を終えました。伊達の遺風を物語る建造物にして、厄除け・除災招福・必勝・安産の神として市民が心を寄せる“八幡さま”。これからも鎮守の杜から仙台のまちを見守り続けます。

アクセス
るーぷる仙台「博物館・国際センター前」乗車、「大崎八幡宮前」下車(7か所目、大人260円、交通系ICカードで支払可)∴朱色の大鳥居が目印。表参道までは100段余りの階段が続きます。
公式サイト
http://www.oosaki-hachiman.or.jp/
三居沢(さんきょざわ)発電所〜近代化を支えた電気エネルギー。日本で最初の水力発電所は今も現役。

東北で初めて電気の明かりが灯ったのは明治21(1888)年のこと。広瀬川の水源を利用して紡績業を営んでいた会社では、水車タービンに出力5kWの直流発電機を取り付け、50灯の電球で工場内を照らしました。さらに近くの山の頂にアーク灯1基を灯しましたが、それを見た人びとが“狐火”ではないかと驚いたと伝えられています。まさに電気の黎明期です。それから6年後には、電灯会社が興り、市内365灯に電力を供給。明治43(1910)年には三居沢発電所が本格稼働し、どんどん増える電気の需要に応えていきます。昭和26(1951)年、事業は東北電力に継承されました。発電所の建屋は登録有形文化財(建造物)に指定されています。

隣接する「三居沢電気百年館」では、日本の水力発電始まりの地である三居沢発電所の歴史や、水力の源である広瀬川の自然について紹介しています。

開館
10:00~16:00
休館日
毎週月曜日(祝日の場合翌日、連休の場合は翌平日)、年末年始
アクセス
るーぷる仙台「博物館・国際センター前」乗車、「交通公園・三居沢水力発電所前」下車(6か所目、大人260円、交通系ICカードで支払可)、徒歩約3分
公式サイト
https://www.tohoku-epco.co.jp/pr/miyagi/sankyozawa.html

立ち寄りインフォ ~市内開催のイベント紹介~

仙台初売り

開催場所
市内全域(各商店街・店舗)
開催
1月2日(木)(~1月4日)

仙台市消防出初式

会場
勾当台公園市民広場、市役所庁舎前
開催日
1月7日(火)10:00~11:40
アクセス
地下鉄東西線「国際センター駅」から荒井行に乗車、「青葉通一番町駅」下車(2駅、大人210円、交通系ICカードで支払可)、北1出口から徒歩約13分
公式サイト
https://www.city.sendai.jp/shobo-somu/event/reiwadezome.html

移動天文台~ベガ号で星空ウォッチング~

会場
勾当台公園市民広場
開催
1月9日(木)19:00~21:00
アクセス
地下鉄東西線「国際センター駅」から荒井行に乗車、「青葉通一番町駅」下車(2駅、大人210円、交通系ICカードで支払可)、北1出口から徒歩約13分

移動天文台~ベガ号で星空ウォッチング~

会場
七北田公園
開催
1月10日(金)19:00~21:00
アクセス
地下鉄東西線「仙台国際センター駅」から荒井行に乗車(地下鉄ピクト)「仙台駅」で地下鉄南北線に乗り換え、「泉中央駅」下車(12駅、大人340円、交通系ICカードで支払可)、徒歩約7分